春の日の 温み驚く 山向こう
2017-04-04


汲み置きの温泉が尽きたので、忙しくなる前に温泉を汲みに行こうと思っていたのだけれど、なんだかんだと用事が多くて、とうとう4月になってしまいました。
でもまあ、まだそんなに忙しくはないと自分に言い訳して、温泉を汲みに行ってきました。
今回は鳴子、中山平温泉の『みちのく精水工場』の温泉スタンド。

奥羽山脈を越えて宮城県側に入るとすっかり春です。
日陰にはまだ雪が残っているものの、日差しの暖かさが山形とはぜんぜん違います。

温泉を汲んで、次はもちろん入浴。
中山平温泉駅の線路をはさんで反対側の住宅地にある一軒宿『三之亟湯』へ。
今回は3度目の訪問。
玄関をくぐって声をかけるけれど誰も出てきません。
何度も何度も声をかけるけれども誰も出てきません・・・・。
どうやら客室の掃除中らしく、掃除機の音が大きくて、こちらの声が聞こえないようです。
代わりにフロントのカウンター裏から出てきたのは小さなワンちゃん。
しばしイヌと戯れる。
しかし目的はそれじゃないのです。
ずかずか上がっていって、宿の人に入浴の旨をやっと伝え、めでたく入浴となりました。

薄暗いロビーとは打って変わって、明るくきれいな浴室です。
大きな窓からは暖かな春の日差しが差し込んでいます。
お肌にやさしい純重曹泉。
無色透明なお湯は中山平らしいツルツルの肌触り。
そしてなぜか磯臭いというか、生魚っぽい香りがします。
あまりの心地よさに時間を忘れてふやけるまで浸りきってしまいました。

昼食は中山平温泉のそば屋『藤治朗』。
1人で来るときはいつもここ。
山形スタイルの板そばです。
相変わらず美味い。
汁が蕎麦の邪魔をしていないのがよろしい。
出汁に凝って、蕎麦の香りを消してしまうほど香りの強い汁を出すところがありますが、ありゃいけませんな。
ここのそばはその辺ちょうどよいです。

食事を終え、しばらくぶりに来た鳴子をパトロール。

お、去年来たときは休業中だった洋食屋『銀の匙』は営業している。今度食べに来よう。

家族で来ると必ず行く中華と焼き肉の店『楓林』は改装中で4月下旬オープンの張り紙。またあの餃子が食べたいな。

次回は東鳴子の『黒湯』にしようか、川向こうの宿にもまた行かなくちゃ。

廃業した宿も増えているから、入れるうちに入っておかないと。

次の予定をあれこれ思い描きながら、帰途についたのでした。

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